生誕90年記念リサイタル開催!
卒寿を迎えたウィーン・ロマン派最後の大巨匠
渾身の一夜!
数百年にわたって築かれてきたクラシック音楽の神髄のみがデームスからはきこえる。
ウィーン黄金時代の薫り高き伝統を継承する最後の大巨匠
80歳を越えて
80歳を迎えた2008年は、12月2日に東京でのバースデー記念リサイタルに出演し、そのライブ録音をリリース。続いてウィーン楽友協会でも祝賀コンサートに出演した。
その後も毎年来日を果たし、2011年の震災直後も海外演奏家のキャンセルが多発する中、率先して来日。全スケジュールをこなし日本音楽界に貢献した。楽壇デビュー70周年を迎えた2013年は3月にウィーン楽友協会での記念コンサートに出演。
2015年、上海にて当時91歳であった指揮者サー・ネビル・マリナーと共演。
88歳、2016年秋には井上道義指揮オーケストラ・アンサンブル金沢、続いて梅田俊明指揮名古屋フィルハーモニー交響楽団、小林研一郎指揮読売日本交響楽団と、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番やモーツァルトのピアノ協奏曲第27番を共演した。
ピアニストとして誉れ高い芸術活動を続けており、ウィーンの現地評でも最高の賛辞が呈されている。
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1928年オーストリア生まれ
6歳の時、母の手ほどきでピアノを始めた。11歳でウィーン音楽アカデミーに入学し、ピアノと指揮を学ぶ。在学中の14歳のときウィーン楽友協会にてデビュー。21歳の時、チューリッヒおよびロンドンにて、コンツェルトハウス・カルテット・ウィーンとの共演でデビューコンサートを行い、翌年の南アメリカツアーでは36回のコンサートを行う。1956年ブゾーニ国際コンクール(イタリア、ボルツァーノ)での優勝を機に、世界各地で演奏活動を開始する。ニューヨークでもデビューし、以来アメリカで毎年のツアー、1961年以来、アジア、オーストラリア、日本でも定期的にツアーを行う。
ドイツ系ピアノ音楽の伝道師
古楽器の演奏解釈の権威としてもその名を馳せ、バッハ作品にみせる的確な解釈、ドビュッシー作品における色彩豊かで柔軟な表現力、またモーツァルトからシューマンにいたるドイツピアノ曲の伝道師として他の追随を許さない。一方フランク作品の演奏でも絶大な評価を受けている。
歴史的名盤
350以上におよぶLP、200を超えるCD、ビデオやDVDは 国際的に極めて高い評価を受け、シューマン、ドビュッシーのピアノ全作品、J.S.バッハ《平均律》《クラヴィーア練習曲集》、バッハ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューマンのピアノ協奏曲、ウィーン・フィル室内楽アンサンブルとの共演、また歴史的名盤、フィッシャー=ディースカウとのシューベルト《冬の旅》をはじめ、歌曲の録音も数多い。
作曲にも積極的に取り組み、ヴァイオリンとピアノ、ピアノソナタ、歌曲、オペラなどの作品を発表している。