シュトゥットガルト室内管弦楽団

繊細優美、室内楽のまさに至芸。
今日のバロックブームに火をつけたドイツの名門

 

編成 弦楽アンサンブル
メンバー シュトゥットガルト室内管弦楽団HP

シュトゥットガルト室内管弦楽団 Stuttgarter Kammerorchester

 

1945 年にカール・ミュンヒンガーによって設立されたシュトゥットガルト室内管弦楽団は、約75年間に渡り国際的な名声を得てきた。40年間以上首席指揮者を務めたミュンヒンガーは、当初は少数のエリート奏者の集まりだったグループを、J.S.バッハやウィーンの古典派の作品を全く新しくて模範的となるような解釈の方法を打ち立てるという彼のビジョンで惹きつけた。

1995年から2006年にかけて首席指揮者を務めたデニス・ラッセル・デイヴィスは、オーケストラの多様性を高めるために、オーケストラが芸術的に何を優先すべきなのかを再定義した。

彼の指導のもと、シュトゥットガルト室内管弦楽団の活動は際立ったものとなる。その活躍の場はコンサートホールだけでなく、作曲家フィリップ・グラスやギヤ・カンチェリの委嘱作品を含む20世紀と21世紀のレパートリーと共に、レコーディング・スタジオにも拡大することになる。

ラッセル・デイヴィスによるハイドンの107曲の交響曲全集は、ダイムラー・ベンツ社(現ダイムラー)が支援したユニークなコンサート・シリーズをソニーBMGがライブ録音したもので、シリーズは11年間におよんだ。現在桂冠指揮者となったラッセル・デイヴィス指揮のバルトークとルトスワフスキの作品を収録したCDは2012年にECMレーベルよりリリースされた。

2006年から、すでにスペシャリストとして国際的な地位を確立したミハエル・ホフシュテッターが首席指揮者になる。2013年までの在任期間中に、ジークフリート・マトゥス、ヘルムート・エーリンク、ミルコ・ケレメンなどドイツで活躍する現代の作曲家たちに作品を委嘱するなど、ホフシュテッターはさらに広範囲にわたって現代的なレパートリーを加えた。シュトゥットガルト室内管弦楽団のレコーディングは1949年、ジュネーブでデッカ社から始まり、長い伝統を継承しながら現在までにそのディスコグラフィーは数百におよぶ。

2013-14シーズンの初めから、マティアス・フォレムニーがオーケストラの首席指揮者を引き継ぐ。

世界中でも非常に多くのコンサートを行い、数多くの国際的なフェスティバルへの参加は、オーケストラの質の高さと傑出したアンサンブルの証左といえる。1950年代にはジャック・ティボー、ユーディ・メニューイン、ヴィルヘルム・ケンプ、60年代はジュリアス・カッチェン、アルテュール・グリュミオー、70年代はムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ナタン・ミルシテイン、レオニード・コーガンと共演した。ミュンヒンガーが引退した後は、へリンク・シェリング、トレヴァー・ピノック、ヤーノシュ・シュタルケル、などのソリストが指揮者を兼任した。コリヤ・ブラッハー、レオン・フライシャー、ダニエル・ホープ、ポール・メイエ、ルノー・カピュソン、スティーヴン・イッサーリスが指揮し、近年はローランド・ヴィラゾン、ファジル・サイ、ダニエル・ミュラー=ショット、アンネ=ゾフィー・ムター、イアン・ボストリッジ、フランソワ・ルルー、グザヴィエ・ドゥ・メストレ、エマニュエル・パユ、マルティン・フレスト、ゴーティエ・カプソンと共演している。歴代の客演指揮者には、クリストフ・ポッペン、パブロ・ゴンザレス、アリエル・ズッカーマン、ヴォルフラム・クリスト、ギュンター・ピヒラーなどがいる。

定期的に行っている世界中のコンサートツアーでは、地域の代表として活躍している。2018年中国、ネパール、インド、そして日本でのツアー後は、南米、イタリア、オーストリア、オランダ、そしてフランスでも演奏している。

同楽団は地元の教育機関との関わりも重視しており、シュトゥットガルト音楽演劇大学との頻繁なコラボレーションに加え、視覚障害のある生徒や若者との教育プロジェクトに携わっている。

2008年、優れた業績が評価され、ヨーロッパ文化財団のヨーロッパ室内楽賞を受賞した。また、ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州、シュトゥットガルト市およびロバート・ボッシュ社の支援を受けている。

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