サンドリーネ・カントレッジ



 

サンドリーネの演奏する”Chant du Roi (King’s Song)”は、イタリア由来の苗字”Canto-Reggi” と、同意語であることを連想させる。彼女はオーケストラ、リサイタルのソリスト、また室内楽奏者として活動しているヴァイオリニストである。

 パリ国立高等音楽院を首席で卒業、その後マンハイム=ハイデルベルク音楽大学でもディプロマを得たほか、クイーン・エリザベス・ミュージック・チャペル(ベルギー)で、ピエール・アモイヤル、レジス・パスキエ、ローマン・ノーデル、カルロ・ファン・ネステらからそれぞれ特別なディプロマを取得した。またジャン=ジャック・カントロフ、ヴィクトル・リーバーマン、ラリッサ・コロスらにも貴重なアドヴァイスを受けた。

サンドリーネの音楽スタイルは、厳格で熟達した妙技の中に、風格と優雅さも醸し出しており、その音はきめ細やかで力強く、個性溢れる音色を作り出している。ロシアのヴァイオリン学校でトレーニングを積むように、フランス=ベルギーの音楽学校で鍛えられたことは、彼女の音楽の礎となっている。彼女はバロックから現代の作曲家を広く吟味したものをレパートリーとして演奏している。

 

 サンドリーネはフランス、ベルギー、オランダ、ルクセンブルグ、ドイツ、スイス、イタリア、スペイン、ポルトガル、チェコ、ルーマニア、ハンガリーなどを中心とした著名な音楽祭に招かれているほか、ヨーロッパのコンサートホール、サル・ガヴォー、オルセー美術館(パリ)、ゲバンドハウス(ライプツィヒ)、ルドルフィヌム(プラハ)、グランド・スタジオ・フラセー(ブリュッセル)、フィルハーモニー(ルクセンブルグ)などで、OCL, ソリステス・ヨーロピアンズ・ルクセンブルグ、ラトヴィア・フィルハーモニック・チェンバー・オーケストラ、ソリステ・デ・モスクワ、ヴィルトゥオーゼス・デ・モスクワなどと共演を重ねている。

 

 ソリストとしては、ユーディ・メニューイン、ヴラディミール・スピバコフ、ユーリ・バシュメット、ジョルジュ・オクトール、イアン・ステューレン、ステファン・ドゥヌーブ、ピエール・カオ、マーク・ストリンガー、ジャン=ピエール・ファベール、ドリアン・ウィルソンなどの指揮者やアーティストなどと共演している。

 室内楽では、ブルーノ・カニーノ、ガブリエル・タッキーノ、ダニエル・ブルメンタール、デイナ・プロトポープスク、コニー・シューなどのピアニストが彼女のパートナーであり、チェロのグスタフ・リヴィニウス、フランシス・グローベン、ヴァレリー・アイマルド、ヴィオラではユーリ・バシュメット、リリア・ホフマン、テレーゼ=マリー・グリッセン、ダニエラ・ヘンニコットなどが共演者である。彼女の多くのコンサートは、ヨーロッパの放送局(France-Musique, France Culture, WDRザールブリュッケン、RAI, ラジオ100.7 Musique 3…など)でライヴ録音されており、タートルレコード、パヴァーヌ、リジア、カリディスクなどがある。ロカテッリ、オンスロウ、レスピーギ、イザイ、ラロ、ラヴェル、エネスコ、ロパルツの音楽は、彼女の力強い音楽で再現されている。

 2009年には、ルクセンブルグ大公殿下より、科学と芸術の分野を高めた者に贈られる「ルクセンブルグ公国の勲章」とナイトの称号を授与された。彼女の芸術活動のために、ルクセンブルグ国際銀行よりG.B.ガダニーニ制作のヴァイオリンを、特別に与えられた。

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