大ピアニスト、ディーナ・ヨッフェの血を引く、深い音楽性
ダニエル・ヴァイマン Daniel Vaiman
1978年ラトビアのリガ生まれ。幼少より音楽に親しみ、母のディーナ・ヨッフェより最初のピアノの手ほどきを受ける。4歳よりリガのダルツィンス特別音楽学校にて学び始める。一家でモスクワに移り住んだ後、わずか6歳でグネーシン特別音楽学校に入学。1989年からは一家で移ったイスラエルにてピアノの研鑽を続ける。1994年、イギリスへ渡り、パーセル音楽院に全額給付奨学生として入学。続いて1996~2000年、全額奨学生として英国王立音楽院に学ぶ。
2001-2003年、カールスルーエ音楽大学(ドイツ)にてカレ・ランダルのもと学び、修士課程修了。続いて、チューリッヒ芸術大学修士課程にてオメロ・フランセシュのもと研鑽を積み、演奏と教育の両方で修士号を獲得。
ジュニア・ジーナ・バッカウアー国際ピアノコンクール(アメリカ、ソルトレイクシティ)、ニューポートピアノコンクー ル(イギリス)、ポントワーズ国際ピアノコンクール(フランス)、“エンニオ・ポリーノ”ピアノコンクール(イタリア)など多くのコンクールで、最高位など多くの受賞。ラインガウ音楽祭(ドイツ)、グッビオ音楽祭(イタリア)、ゲント・ショパン音楽祭(ベルギー)、「アンデの水車小屋」音楽祭(フランス)、クライバーン音楽学校マスタークラス(テキサス)、サミット音楽祭(ニューヨーク)、ナイアガラ国際音楽祭(カナダ)、ショパン音楽祭(ポーランド、アントニン)、オーヴェル・シュル・オワーズ音楽祭(フランス)、横浜市招待国際ピアノ演奏会など、多くの国際音楽祭に招かれ、セント・ジェームズ宮殿におけるチャールズ王太子出席のコンサートでも演奏。イスラエル、エストニア、韓国などのラジオでリサイタル生放送も多く、またイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団、ロンドン・ソロイスツ室内管弦楽団、セント・マーティン・アカデミー管弦楽団、カメラータ・チューリッヒ、モラヴィア交響楽団など多くとソリストとして共演している。2011年9月、ウィーンのモーツァルトハウスにて、東日本大震災復興支援チャリティーコンサートに出演した。
CDは2005年にDaniel Vaiman Plays Liszt, Ravel, Prokofiev、2010年にカールスルーエ・ヴェルテザールで収録の「くるみ割り人形」がある。2009年より、ツーク市音楽学校にて教鞭をとっている。