クラウス・シルデ Klaus Schilde
1926年ドレスデンに生まれる。音楽とピアノ教育をワルター・エンゲル、ヒューゴー・シュトイラー、ワルター・ギーゼギング、エドウィン・フィッシャー、マルグリッド・ロン、ナディア・ブーランジェ等の名ピアニストに学ぶ。ドレスデン音楽大学を経て、ライプツィヒ音楽大学に学ぶ。在学中の1947 年に国際F.リスト賞、1948年にドレスデンC.M.vウェーバー賞を受賞。1957年ロン=ティボー国際コンクールパリ賞を受賞。1947年よりソリストとしてコンサート活動を開始。ベルリン・フィルをはじめとするヨーロッパの著名オーケストラと協演、以降、南アメリカ、メキシコ、アメリカ合衆国、スカンジナビア諸国、韓国、日本で定期的に演奏旅行を行う。ソロはもとより、弦楽器との室内楽活動も活発に行っている。デトモルト音楽大学教授、西ベルリン芸術大学教授を経て、1988年から1991年までミュンヘン音楽大学学長を務める。また、ロン=ティボー、ミュンヘン等国際コンクールの審査員を務める。1994年?1999年まで東京芸術大学音楽学部客員教授、同時に国立音楽大学、エリザベート音楽大学の講師として赴任。2001年からワイマール音楽大学の客員教授として着任している。また、各地でのリサイタルでは、その練り上げられた楽想の展開が聴衆の心に確かな感動を呼び起こし、各方面から絶賛されている。