サフリ・デュオ

マリンバとヴィヴラフォーンが作り出す

サウンドの綾と一糸乱れぬ鮮烈なリズム

 

 

幼なじみの彼等は1977年から一緒に演奏し始め、「ティヴォリ・ガーデンズ・ボーイズ・ガード」に加わり演奏していた。1988年にサフリ・デュオとして結成。1992年にはデンマーク王立音楽コンセルヴァトワールを揃って卒業。1989年に行ったアメリカの演奏旅行で高い評価を得、1991年ロサンゼルスにて行われた「パーカッシヴ・アーツ・ソサイエティ・インターナショナル・コンヴェンション」参加へとつながった。またフランス、ミデム音楽祭での演奏会はフランスのTV3とラジオ・フランスで放送された。日本へは1990年に行われた「三木稔/マリンバ・スピリチュアルII」の演奏の為に来日。彼より「マリンバとオーケストラの為のZ協奏曲」を献呈され、1992年10月にデンマーク国立ラジオシンフォニーオーケストラと初演した。

1995年にはメルボルン・フェスティバルと、3週間に渡るアメリカのツアーを大成功させてデビューを飾り、ロイヤル・アルバート・ホール、カーネギー・ヴァイル・リサイタルホール、ウィグモアホールやラジオ、テレビ出演、そしてシュレスヴィッグ音楽祭、ベルゲン国際音楽祭、ストックホルム・ウォーター・フェスティバルへの招待演奏が次々と決まった。また1995年にはバレエ「ポラッカ」をデンマーク王立バレエとの共同制作、また舞踊家アレクサンダー・コプリンと「ファイアープレイ」をプロデュースし、センセーショナルな話題を巻き起こした。

彼等はバッハ、ショパン、ラヴェル、メンデルスゾーンなどのピアノ曲からの編曲を、まるでこの編成の為のオリジナル曲の様に、とても自然に自由自在に演奏する。多くの現代作曲家が彼等の演奏にインスピーレーションを得て、献呈した作品も非常に多く、初演も意欲的に行っている。また、レコーディングも多く、現代作品によるものから、バッハのイギリス組曲、フランス組曲、ピアノソロ・デュオ作品の編曲によるものがあり、いずれも高い評価を受けている。

1996年には「プラハの春音楽祭」「コペンハーゲンイヤー・オブ・カルチャー'96」をはじめオランダ・コンセルトヘボウ、イギリス、イタリア、ベルギー、フランス、ドイツ、アメリカでのコンサートが予定されている。

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