ヴァーツラフ・フデチェク

チェコが誇る国際的実力派、現代の巨匠!

 

 

オイストラフに類稀な才能を認められ、70年よりモスクワに留学し彼の元で研鑽を積んだ。72年プラハの春国際音楽祭に出演。オイストラフの指揮でチャイコフスキーを演奏し注目を集めた。その後ベルリン・フィルハーモニーのソリストを始めヨーロッパ、アメリカ、日本で演奏旅行を行うほか、ザルツブルク音楽祭を始め、主要音楽祭への客演も多い。84年からチェコ・フィルハーモニー管弦楽団のソリストも務める。生彩に富む表情と、伸びのある艶やかな音色は、溢れんばかりの生命の息吹を感じさせる。彼のヴァイオリンがいかに多くの観客の背筋に稲妻を走らせてきたかは、想像に難くない。日本ではヨセフ・ハーラ(ピアノ)とともに行った全国ツアーが大好評を博した。また、96年来日の際にはヤナーチェク室内合奏団と共演、全国10ケ所での公演を大成功に導いた。現在のチェコの演奏家の中でも群を抜いた存在であり、スークに続くヴァイオリニストとしてヨーロッパを中心に活躍している。

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