西谷 牧人 Makito Nishiya ,Cello
5歳より松本のスズキメソード本部にてチェロを始める(水島隆郎氏に師事)。8歳の時に、父親の転勤で奈良に移住。
当時、奈良にスズキメソードの教室が無かったので、毎週末は大阪までレッスンに通う日々(故 杉山実氏、森田健二氏に師事)。
奈良市立二名中学校から県立奈良高校に進学。
この間にロック&エレキギターに目覚めてバンドに燃えるも、高校1年生の時に受講したモスクワ音楽院の教授による講習会が転機となり、初めてプロのチェロ奏者を志す。
その後、東京藝術大学音楽学部へ入学し、そのまま大学院修了までの6年間芸大で学ぶ(河野文昭氏、菊地知也氏に師事)。
大学院終了後渡米。インディアナ大学にて研鑽を積み、2004年パフォーマーディプロマコースを修了(堤剛氏、ヤーノシュ・シュタルケル氏に師事)。
また、ヨーヨー・マ、ダヴィド・ゲリンガス、ヴァレンティン・フェイギン、毛利伯郎、上村昇ら各氏をはじめとする多くのチェリストのマスタークラスを受講している。
室内楽では、漆原啓子、野平一郎、店村眞積、練木繁夫、イクワン・ベイ、フェデリコ・アゴスティーニら各氏に師事。
2005年、3年半の留学を終えて帰国し、同年9月より指揮者の佐渡裕氏率いる兵庫芸術文化センター管弦楽団(通称、兵庫PACオーケストラ)に第1期生として入団。
2008年度兵庫芸術文化センター・ワンコインコンサートNo.1アーティストに選ばれ記念リサイタルを開催。
これまでに、コンチェルトのソリストとして秋山和慶、尾高忠明、佐渡裕ら各氏との共演や、大谷康子弦楽四重奏団、バンドネオン奏者小松亮太氏のタンゴ楽団、ライブイマージュ、葉加瀬太郎Violin Summit、ハナミズキ室内合奏団、硬派弦楽アンサンブル「石田組」、霧島国際音楽祭への参加、テレビ朝日「題名のない音楽会」の出演など、多岐にわたる演奏活動を行っている。
2013年にはピアニストの練木繁夫氏を共演者に迎え、東京と京都でのリサイタルを開催。好評を博し、2013年度青山音楽賞を受賞。
2015年、新たな音楽分野への挑戦として、東京交響楽団首席ヴァイオリン奏者の清水泰明氏とユニット「清水西谷(shimizunishiya)」を結成。全曲オリジナル曲&2人の演奏のみの多重録音による「KODO」にてCDデビュー。作曲、編曲、ライヴ活動も展開している。
2008年~2016年東京藝術大学の非常勤講師、2008年~2019年まで東京交響楽団首席チェロ奏者を務める。現在は独立し、バッハからジャズ、タンゴ、ポップス、自作自演までジャンルを超えた演奏活動を展開している。
オフィシャルWEBサイト | http://nishiyamakito.com |
---|---|
西谷 牧人 |
写真クレジット
©Daisuke Yamagishi