熊本 マリ Mari Kumamoto,Piano
東京生まれ。10歳で家族とともにスペインへ渡る。スペイン王立マドリード音楽院に学び、スペイン青少年音楽コンクールに優勝。奨学金を得てジュリアード音楽院に進み、さらに英国王立音楽院で学ぶ。英国ニューポート国際音楽コンクールに入賞。故ダイアナ妃より賞を授与された。最年少でリサイタル=ディプロマを受ける。1991年、スペインの作曲家モンポウのピアノ曲全集の録音を世界で初めて完成。また、英国王立音楽院より著しい功績のあった卒業生におくられるARAM資格を得る。 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ヨセフ・スーク&スーク室内オーケストラ、カイロ・オペラ・オーケストラ、ベネズエラ交響楽団との共演や、スペインやプラハ、エジプトのアレクサンドリアやヨルダンのアンマン、ブエノスアイレスでのリサイタルなど世界を舞台に活躍。国内でも、10年以上にわたってローム・リリック・セレクション全国ツアー、NHK「芸術劇場」のBSクラシックピックアップの司会を務め、“クラシックをもっと身近に"をテーマとしたコンサートシリーズ「100万人のクラシック」などでは各地で好評を博した。 デビュー30周年の16年は東京の記念リサイタルをはじめ、ロームシアター京都のリニューアル事業で広上淳一指揮京都市交響楽団と共演。また、国際コンクールの審査員も務めたほか、神奈川県マグカル大使に任命され、同県文化振興事業に参画。著書『朝から晩までピアニスト』(ハンナ刊)を発表した。17年はウィリアム・ギロック生誕100年記念アルバム〈マリ・プレイズ・ギロック〉および〈マリ・プレイズ・サティ〉の2タイトルのCDをキングレコードより同時リリース。ギロックの演奏は2018年1月にテレビ朝日「題名のない音楽会」でも取り上げられた。
俳優や著名人とのコラボレーション・コンサート、テレビ・ラジオへの出演、執筆活動など多才な活躍で幅広いファンに支持され続けている。大阪芸術大学演奏学科教授。
オフィシャルWEBサイト | http://www.marikumamoto.com/ |
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ピアニスト熊本マリ | |
写真クレジット
©Shimokoshi Haruki