武田　美和子

武田　美和子　Miwako Takeda，Piano

東京芸術大学音楽学部卒業後、ヨーロッパに渡り、ミュンヘン国立音楽大学大学院修了（マイスタークラッセンディプロム取得）。さらに、ザルツブルグ・モーツァルテウム国立音楽大学演奏家コースにて研鑚を積む。

全日本学生音楽コンクール高校の部・北海道第１位、東日本第２位、マリア・カナルス国際音楽コンクール第３位及び審査員特別賞、ヴィオッティ国際音楽コンクール’９８（ヴェルチェリ）第３位入賞の他、パルマ･ドーロ国際音楽コンクール、ローマ国際ピアノコンクール、マザーラ・デル・バッロ国際ピアノコンクール、マヴィ・マルコツ国際ピアノコンクール、エンニオ・ポリーノ国際ピアノコンクール、マレー・ドラノフ国際２台ピアノコンクール等にて様々な賞を受賞。ピアノを村田紘監、水田香、植田克己、M・ヒューエンリーダー、L・ホフマン、K・アイヒホルン、A・コンタルスキーの各氏に師事。

東京文化会館小ホール、津田ホール、カザルスホールをはじめ、全国各地のホールにおいてソロリサイタルやピアノデュオリサイタル、アメリカ・フロリダにて3日連続ピアノデュオリサイタル等、多くのリサイタル活動。著名な演奏家達との共演や、常陸宮殿下・妃殿下御出席の会にて演奏も行う。また、オーケストラとの協演（ＲＡＩイタリア国立放送交響楽団、オラデアフィルハーモニーオーケストラ他）、ガラコンサート、音楽祭、チャリティーコンサートへの出演など、日本、ヨーロッパ、アメリカにて、、幅広く活動し、内外の新聞や音楽誌上等で「彼女の持つ、ピアノの音色の多彩さは、限界というものがなく広がり、ピアニシモの音色は限りなく繊細で、高貴な香りのフォルテシモのパッセージは、武田の能力の高さを刻印した。」等、好評を博す。夫・中井恒仁とのピアノデュオは「国際音楽コンクール世界連盟WFIMC」加盟コンクールにそれぞれのソロとデュオ共に入賞している唯一の邦人デュオで、活発な活動をしている。モーツァルトの演奏において、その世界的権威であるＩ・ヘブラー氏やＰ・ラング氏に称讃される。

NHK－BSテレビ「名曲探偵アマデウス」「ぴあのピア」や日本フィルのシリーズコンサートに出演。
近年は、フランスのボルドー音楽祭やドイツでの定期コンサートを含むリサイタルツアーに招聘され、新聞紙上でも絶賛された。

ソロのＣＤ
「Miwako Takeda plays Liszt」（PAMP-1031)
「武田美和子cantando-angelico （PAMP-1025)
ピアノデュオのCD
「ラフマニノフ 組曲」（PAMP-1034)
「モーツァルト」(PAMP-1027)
「ブラームス：ハンガリー舞曲集 ワルツ集 全曲」（QACK-30002）
をリリース。

現在、上野学園大学 及び埼玉県立大宮光陵高等学校音楽科 講師

写真クレジット

© Fumihiko Tanaka (studio23)