© michiko yamamoto
Violin & Conductor
永峰 高志
Takashi Nagamine
NHK交響楽団で35年。
オーケストラの内側から、
音楽を支えてきました。
ヴァイオリン奏者として、指揮者として、そして教える人として。いまも各地の舞台に立っています。
About
楽団が、楽団のために
働いた人へ贈る賞。
3歳でヴァイオリンを始め、1980年に東京藝術大学を卒業してNHK交響楽団へ。第1ヴァイオリンの次席奏者、第2ヴァイオリンの首席奏者として、35年にわたって同じ楽団で弾き続けました。サヴァリッシュ、ペーター・シュミードル、ヴェンツェル・フックス。共演した名前を並べれば、そのままN響の歴史になります。
2012年、N響から第32回有馬賞を授与されました。有馬賞は、N響の育成に尽くした有馬大五郎の功績を記念して設けられた賞です。コンクールの賞ではありません。楽団の内側から見た評価である、という点にこの賞の意味があります。
2015年に退団してからは、活動の幅が広がりました。ゲストコンサートマスターとして各地のオーケストラへ。指揮者として、シュトゥットガルト室内管弦楽団や仙台フィルの前へ。そして教える人として、次の世代の奏者を送り出しています。
35 Years
NHK交響楽団に
1980年から2015年まで
第1ヴァイオリン次席、第2ヴァイオリン首席
Arima Prize
2012年
第32回 有馬賞
N響が楽団への功績を認めて贈る賞
Stradivarius
1723年製「ヨアヒム」
を弾いています
国立音楽大学所蔵の楽器を貸与されて
Teaching
門下からN響、読響、
ミュンヘン・フィルへ
国内外のオーケストラに合格者を多数
The Violin
ヨアヒムの愛器で、
ヨアヒムを弾く。
手にしているのは、1723年製のストラディヴァリウス「ヨアヒム」。19世紀を代表するヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒムが弾いていた楽器です。国立音楽大学の所蔵品を、貸与されて使っています。
2020年のアルバム『ロマンス』は、この楽器で、ヨアヒム自身の作品と、彼の親友だったシューマン夫妻・ブラームスを弾くという企画でした。楽器が、作曲家たちのもとへ帰っていくような一枚です。
Listen
まずは、演奏を。
ベートーヴェンのピアノ三重奏曲「幽霊」。室内楽で聴くと、この人の音の性格がよくわかります。
ベートーヴェン ピアノ三重奏曲第5番「幽霊」より 第3楽章
永峰高志(ヴァイオリン)、西谷牧人(チェロ)、久元祐子(ピアノ)
ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」
ピアノ:小松勉
「夕べの歌 Abendlied」
ヴァイオリンとオルガンによるアルバムより
Four Roles
四つの持ち場
Violin
弾く
ソリストとして、室内楽奏者として。ゲストコンサートマスターとしても、新日本フィル、東京シティ・フィル、仙台フィル、山形交響楽団などの舞台に立っています。
Conduct
振る
指揮を秋山和慶に師事。シュトゥットガルト室内管弦楽団、仙台フィル、アンサンブル神戸、そしてN響メンバーによるオーケストラを指揮してきました。奏者としてオーケストラの中にいた時間が、そのまま指揮台での視野になっています。
Teach
教える
国立音楽大学、洗足学園音楽大学、東京藝術大学で教えています。指導はヴァイオリンの奏法だけにとどまりません。オーケストラ・スタディ、オーディション対策、エキストラで呼ばれたときの弾き方まで。門下からは、N響、読響、都響、ミュンヘン・フィルなど国内外のオーケストラへ、多くの合格者が出ています。
Produce
つくる
岩手県久慈市の文化会館アンバーホールで芸術監督を務め、数々の公演をプロデュースしてきました。イカール国際音楽祭とミュージックキャンプでは、ディレクターとして企画の側に回ります。
Kuji, Iwate
地方から、国際音楽祭を
続けるということ。
永峰高志が音楽ディレクターを務めるイカール国際音楽祭は、青森・鰺ヶ沢で始まり、北海道函館、青森八戸と場所を移しながら、四半世紀近く続いてきました。2026年は岩手県久慈市の十文字チキンアンバーホールで開かれます。
会期は8月15日から20日までの6日間。毎日、ホールのどこかでコンサートが行われます。全日通し券は一般3,000円、高校生以下は無料で全公演を聴けます。0歳から入場できる無料コンサートもあります。
併設のミュージックキャンプは、ポーランドの大ピアニスト、ハリーナ・チェルニー=ステファンスカの「音楽の分野で社会貢献できる人材を発掘し育てる」という遺志を継ぐものです。初心者からコンクール挑戦者、音大進学希望者まで受け入れています。
弓を置き、指揮台に立つ。
両方の景色を知っています。
Violin, Baton, and the Next Generation
Recordings