アンネレーン・レナエルツ

ミュンヘン国際コンクール入賞歴も持つ

ウィーン・フィル首席ハープ奏者

リリー・ラスキーヌ国際ハープコンクールでグランプリ

 

Anneleen Lenaerts Harp
Photo: Marco Borggreve[/caption]

 

ベルギー人のハープ奏者アンネレーン・レナエルツはハープ界で卓越したソリストの一人であり、2010年10月よりウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を務める。1997〜2010年の間には、少なくとも23にのぼる国際コンクールでの受賞歴があり、世界で最も名声あるコンクールの一つでもあるリリー・ラスキーヌ国際ハープコンクールでグランプリ、ミュンヘン国際コンクールで入賞、聴衆賞を受賞。

ソリストとしてはこれまでにバイエルン放送交響楽団、モーツァルテウム管弦楽団、フィラデルフィア室内管弦楽団、ポーランド国立放送交響楽団、コレギウム・ムジクム・バーゼル、ブリュッセル・フィルハーモニック、ベルギー国立管弦楽団などと共演。

ウィグモア・ホール(ロンドン)、カーネギーホール(ニューヨーク)、サル・ガヴォー(パリ)、ザルツブルク祝祭大劇場、パレ・デ・ボザール(ブリュッセル)など世界中の著名なコンサートホールでソロリサイタルデビューをし、ラインガウ音楽祭、ロッケンハウス音楽祭、アスペン音楽祭などにも出演。BBC Radio 3、ラジオ・フランスのFrance Musique、ドイチュラント ラジオなどでも収録されている。

最新のCD ”Harp Concertos”は、作曲家ホアキン・ロドリーゴ、レインゴリト・グリエール、ヨーゼフ・ヨンゲンの20世紀のハープ協奏曲(ミシェル・タバシュニク指揮ブリュッセル・フィルハーモニック)が収録されワーナー・クラシックより出ている。

2004年フラマン政府より若い才能溢れる音楽家として奨学金を得る。2008年ブリュッセル王立音楽院では著しく素晴らしい成績を収めLunssens and van Straelen賞を受賞。2010年にはFondation Groupe Banque Populaireを受賞。

Lieve Robbroeckxに習いハープを始め、ブリュッセル王立音楽院とパリのコンセルヴァトワールで学び、2008年最優秀で修士号を取得。パリのエコールノルマル音楽院ではイザベル・ペランのもとCours de perfectionnementを修了。ブリュッセル王立音楽院ではハープに加え、和声、対位法、フーガも学んだ。

クラリネット奏者ディオニシス・グラメノスともデュオとして活動。CDには、オーボエ奏者カレル・スクーフスと共演したものを始め、2008年には初のソロCD” Egan records”をリリース。2011年春にはAliud Recordsより新しいソロアルバムをリリース。ショパンやリストの作品を編曲したものが収録されている。これらの作品のロマンチックで叙情性はまるでハープで演奏されることを予期していたかの如く、しかしその一方でヴィルトゥオーゾの側面もまた彼女の芸術性とアーティキュレーションで見事に表現されている。

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