ガーボル・ファルカシュ

 

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ゾルターン・コチシュに師事、

本物のリスト弾き

 

”シンプルな主題をも、力強くドラマチックに発展させるガーボルの音楽は、なんと説得力に溢れることか。

私は最初のフレーズから心を打たれた・・・”

- ミュージック・ウェブ・インターナショナル -

 

 ”ここ数年で聴いたリストの録音の中で、間違いなく一番印象的。

 テンポ、そして難易度最上級のパッセージでさえも決して守りに入ることはない。攻めの姿勢を保ちつつ、テクニックは驚くほど安定している。幅広いディナーミク、リストの音楽語法を感じ取る天賦の才能。極めて技巧的な箇所でも、ファルカシュなら必ずやってのける。

 一度聞いたら、あなたもわかるはずだ。

- グラモフォン誌より -

 

●プロフィール

ガーボル・ファルカシュ GÁBOR FARKAS

ガーボル・ファルカシュ(1981)は、2005年ブダペスト・リスト音楽院を卒業。ゾルターン・コチシュとタマーシュ・ヴァーシャリ指導のもと、2014年に同音楽院博士号取得。同時に、コモ湖国際ピアノアカデミーにて、ウィリアム・ナボレー氏の元で研鑽を積む。

2015年ニューヨークコンサートアーティスト&アソシエイト主催コンクールにて最優秀賞を受賞し、2016年にはカーネギーホールにてデビューリサイタルを行う。2009年ワイマール第6回国際リストピアノコンクールにて第1位および聴衆賞、ベストハイドンソナタ演奏者賞を受賞。2003年にハンガリー全国ラジオピアノコンクールにて第1位受賞、2000年ウィーンバルトーク・ベーラピアノコンクール受賞、その他ブダペストリストコンクール、スイスグレータエリクソン国際ピアノコンクール、ブダペストアンドールフルデシュコンクールなどにおいて数々の賞を受賞。

2012年3月ハンガリー最高芸術家賞であるフランツリスト賞を受賞。2009年5月グンデル芸術賞受賞、2008年11月プリマジュニア賞受賞、2008年3月ベストヤングアーティスト受賞、2015年10月ハンガリーオーズド市名誉市民賞受賞。

 

ここ数年、ハンガリーのコンサートホールはもちろん、最も重要なコンサートホールであるテアトロラフェニーチェ(ベネチア)、ボザール(ブリュッセル)、コンチェルトハウス(ベルリン)、オーディトリオナショナルムジカ(マドリード)、NCPAコンサートホール(北京)、ソウルアートセンター(ソウル)、オリエンタルアートセンター(上海)、東京文化会館(東京)などで演奏。数々の著名な音楽祭にも招待され、ブダペスト春の音楽祭、国際ピアノフォーラム(ベルリン)、シューマンフェスティバル(ツヴィッカウ)、バッハフェスティバル(テューリンゲン)、Pèlerinages芸術祭(ワイマール)、ミュージックアストン(北京)、ピアノフェスティバル(ビリニュス)、カポシュフェシュト(ハンガリー)、フランツリストフェスティバル(ハンガリー・グドルー城)で演奏。世界的に有名な指揮者、ゾルターン・コチシュ、アダム・フィッシャー、オリ・ムストネン、フィリップ・ベンダー、ジョージ・チチナーゼ、オラフ・ヘンゾルド、小林研一郎、ガーボル・タカーチナジ、タマーシュ・ヴァーシャリと共演し絶大な信頼を得ている。

 

デビューCD「An evening with Liszt」は2008年11月ワーナークラシックスより発売され、2009年にはフランツリスト国際協会よりベストリストレコーディングとして権威あるグランプリ賞を受賞。2枚目のCDは2011年リスト記念年の公式オープニングコンサートにおけるライブレコーディングで、ゾルターン・コチシュ指揮、ハンガリーナショナルフィルハーモニー管弦楽団による演奏。このCDも2011年7月ワーナークラシックスより発売。2017年には3枚の異なるCDが発売された。1つ目は、1月ニューヨークスタインウェイ社より「virtuoso opera and song transcriptions of Liszt」をリリース。ニューヨークのスタインウェイ社ホールにてアルバムリリースコンサートが盛大に行われ、大成功を収める。2つ目はハンガリーフンガロトンより「シューマンアルバム」をリリース。各音楽雑誌より大変な好評を得ている。3つ目はロンドントッカータクラシックスより「フェレンツ・ファルカシュピアノ協奏曲」をリリース。マーブ交響楽団、指揮はタカーチ弦楽四重奏団創設者であるタカーチ・ナジガーボル指揮。

 

近年、ニューヨーク、ハンブルク、ブダペスト各社から推薦され、スタインウェイアーティストの称号を得る。

 

今後の予定は、韓国、中国、日本、台湾のアジアツアーが組まれ、またハンガリーではハンガリーナショナルフィルハーモニー管弦楽団との共演も予定されている。そして、日本の東京音楽大学の教授として招聘され、若い世代の育成にも力を注ぐ。

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