パワフル、エネルギッシュで完璧なテクニック、
ニューヨーク・フィル・サウンドを担うスーパー・ソリスト!
Photo by Chris Lee
1985年春にニューヨーク・フィル首席奏者に就任。出身地のカリフォルニアにて父の手ほどきで音楽を始め、サンラファエルの高校在学中にサンフランシスコ交響楽団のソリストを務める。続いて、カーティス音楽院(フィラデルフィア)に学ぶ。フィラデルフィア管弦楽団に4シーズン在籍、モントリオール交響楽団を経て、ニューヨーク・フィルに入団。
ソリスト、室内楽奏者としても活発に活動を行っている。1990年春、クレストンの幻想曲でニューヨーク・フィルとのソリストデビューを果たす。1992 年には、ピューリッツァー賞を受賞したクリストファー・ラウスのトロンボーン協奏曲(ニューヨーク・フィルの150周年を記念した委嘱作品)を初演。 2000年にジェイムズ・ピューのトロンボーン協奏曲をニューヨーク・フィルと演奏。
リンカーン交響楽団、国立レパートリー管弦楽団、コロラド交響楽団、シラキュース交響楽団、サンタバーバラ交響楽団、新日本フィルハーモニック、ベリーニ歌劇場管弦楽団、マンハイム国立歌劇場管弦楽団、ハーグ・フィルハーモニックのソリストとして招かれている。また、Festivale Musica di Camera in Protogruaro(イタリア)、カブリリョ音楽祭、スイス・ブラス・ウィーク、リエクサ・ブラス・ウィーク(フィンランド)などの世界各地の音楽祭に参加。1997年の国際トロンボーン・フェスティヴァル(フェルトキルヒ、オーストリア)、国際管楽器会議(リル、フランス)に招かれた。ラファエル・メンデス・ブラス・インスティテュート(テンピ、アリゾナ)におけるサミット・ブラスの設立メンバーでもある。
これまでにテンプル大学(フィラデルフィア)、グランドティトン音楽祭(ワイオミング)で教鞭をとり、現在ジュリアード音楽院で教えており、教え子たちはアメリカ全土の主要オーケストラに在籍している。世界各地でマスタークラスを行い、特にヨーロッパでは精力的にマスタークラス、リサイタルを行っている。ウエストポイント軍楽隊、ハノーヴァー・ウインド・シンフォニー、リッジウッド, ニュージャージーコンサートバンドなどにソリストとして招かれている。
CDでは、「スライド・エリア」(D’Note record)、「ニューヨーク・レジェンド」(Cala)、また、NYフィル首席トランペットのフィリップ・スミスとの「ファンダンゴ」などがある。ニューヨーク・フィルとのラウスの協奏曲のライブ録音も「アメリカン・セレブレーションVol.2」としてCD化された。また、1999年国際トロンボーン協会に、新作の録音のため招かれ、5000名の世界各地のメンバーにその録音は配布された。近年では、ジョージ・クラムのスターチャイルド(ブリッジ・レコード)は1999?2000年度のグラミー賞を受賞した他、カナディアン・ブラスとの録音(ソニークラシカル)(フィリップ・レコード)もリリースされている。