2018年プラハの春国際コンクールで第3位の新鋭
世界的名チェリストとして知られるクレメンスを父とする注目株
1995年生まれ。5歳からチェロを始め、ザルツブルクでデトレフ・ミルケに学ぶ。2007年~11年までモーツァルテウム音楽院にてエンリコ・ブロンツィに師事、その後、ウィーンにてラインハルト・ラツコ、13年秋からハインリヒ・シフ、15年からはベルリンでイェンス=ペーター・マインツに師事した。19年秋からはヴォルフガング・エマヌエル・シュミットの推薦によりクロンベルク・アカデミーの奨学金を受ける。
プリマ・ラ・ムジカ・コンクール、リーツェン国際チェロ・コンクール、マッツァクラティ国際チェロコンクールで優勝、2018年プラハの春国際コンクールで入賞するなど、多方面から注目されている。
サントリーホール、コンツェルトハウス・ベルリン、ウィーン楽友協会などでの演奏に続き、2019/20シーズンは、ルノー・カピュソン、イゴール・レヴィットとの共演で、ウィーン・コンツェルトハウス、チューリッヒ・トーンハレ、ロンドンのバービカン・センターなどでデビューを飾った。
2019年、ブラームスのチェロソナタ2曲と歌曲編曲集を収録した自身初となるCDをリリース。使用楽器は1684年製のフランチェスコ・ルジェッリ。