クリスチャン・リンドバーグ


常識を遙かに超える超絶技巧を難無くこなし、
刺激的なパフォーマンスで
常に高い芸術表現に挑む スーパーエンターテイナー!

 

『トロンボーンのパガニーニ』の異名を持つ 天才ソリスト。

 

1958年スウェーデン生まれ。17歳でトロンボーンを始め、2年後早くもストックホルム王立音楽大学に入学。

同時にストックホルム王立歌劇場管弦楽団に入団するが、ソロ奏者になるべく、英国王立音楽大学に留学。

弱冠25歳でストックホルム・フィルと協演し、ソロデビュー。

以降、ワルシャワ・フィル、スウェーデン放送響ほかの著名オーケストラと協演し、世界各国でその卓越した技術と深い音楽性をアピール。数々のコンクールに優勝し、権威ある「フランク・マルタンコンペティション」では優勝のほかにマリア・マルタン賞も受賞する。

常に意欲的にレパートリーを開拓し、オリジナル曲から大曲のアレンジ、現代作曲家からの献呈作品まで莫大な数にのぼるが、どんな大作であろうと常に暗譜で演奏に臨んでいる。また、自国の作曲家ヤン・サンドストレムとの綿密な計画により完成された《オートバイ小旅行》《ドン・キホーテ》はセンセーショナルな話題を捲き起こし、世界各国で度々演奏されている。その華々しい活躍はテレビ、ラジオ出演、コンサート、CD、そして金管楽器奏者としては初めてのLDリリースと破竹の勢い。1992年にはヨーロッパ合同4社放送局が、日本を含む世界各国でのコンサートツアーに同行して制作したドキュメンタリー番組が、ユーロビジョンでヨーロッパ各国で放映された。1994年にはイギリスBBC「ザ・クラシカル・ミュージカル賞」を指揮者のクラウディオ・アバド、チェロのヨーヨー・マなど世界のトップアーティスト達と共に受賞する。日本でも1991年から度々リサイタルを行うほか、読響、新日フィル、日フィル、都響、紀尾井シンフォニエッタ、アンサンブル金沢などとの協演で注目されている。

これまでにベルリン・フィル、シカゴ響、BBC響など一流オーケストラと共演し、ルイ・アームストロング、マイルス・デイヴィス、デニス・ブレイン、モーリス・アンドレと共に20世紀最も偉大な管楽器奏者に選ばれた。またPodre de Pallabreでは、リンドバーグを、クライスラー、ルービンシュタイン、ロストロポーヴィチ、オイストラフ、ゴールウェイらと並び、クラシック音楽の最も偉大な代弁者として挙げている。スペインのヴァレンシアでは、彼の名前を冠したクリスチャン・リンドバーグ国際トロンボーン・コンクールも開催されている。ロンドンの英国王立音楽大学ではプリンス・コンソート名誉教授の称号を与えられ、2005年にはスウェーデン国王より権威ある勲章”Litteris et Artibus”(文化功労賞)を授与された。これまでにベリオ、クセナキス、武満徹、タネジなどから80を越える作品を献呈されており、300を越える作品の初演を行っている。

2009年ノルウェー・アークティック・フィルの首席指揮者に就任。

また作曲家としては、1997〜1998年に《(トロンボーンと弦楽器のための)Arabenne》を自身で初めて作曲した。シカゴ響、ロッテルダム・フィル、スコットランド室内管、スウェーデン室内管などが委嘱した作品の数は50を超える。

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