セリーナ・オット

史上初!弱冠20歳で、難関ミュンヘン国際音楽コンクールに

おいて第1位受賞の快挙をなしとげた

女性トランペット奏者。

 

 

 

 

ミュンヘン国際音楽コンクールは、ドイツ公共放送連盟(ARD)が主催し、1952年に第1回が開催されて以来、あまたある国際音楽コンクールの中でも、歴史と伝統のある超難関コンペティッションとして知られている。そのひじょうに長い歴史の中で史上初の女性として、セリーナ・オットは2018年9月にわずか20歳でトランペット部門において第1位を受賞した。

その後オットは、ケルンWDR響、ドイツ響、ニーダーエースターライヒ州のトーンキュンストラー、チェコ・フィルなどのヨーロッパ一流のオーケストラと共演。また、バッハフェスト・ライプチヒ、グラーフェネック、ラインガウ、シュヴェツィンゲン、エマージェント・バルセロナ、アイゼンシュタットのヘルプストゴールド、ブレーメンなど数多くの音楽祭や、ウィーン・コンツェルトハウス、ムジーク・フェライン、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とともにプラハのルドルフィヌムなどで開かれるコンサートに招待された。

ソリストとしては、ケルンWDR響、ハイドン・フィル、北西ドイツ・フィル、コレギウム・ムジクム・バーゼル、ハーゲン・フィル、ケルン・フィル、エッセン・フィルと共演を果たし、ウィーン・コンツェルトハウス、ザルツブルク・モーツァルテウム、ウィーン楽友協会、バーゼル劇場でコンサートを開催した。

セリーナ・オットは5歳でピアノをはじめ、1年後には父エーリッヒ・オットにトランペットの手ほどきを受ける。

ウィーン国立音楽大学では、ウィーン・フィルのマーティン・ミュールフェルナー、カールスルーエ音楽大学ではルツェルン祝祭管弦楽団のラインホルト・フリードリヒ、ウィーン市立音楽芸術大学ではムノツィル・ブラスのローマン・リンドベルガーに師事。

さらに、ガボール・タルケヴィ、イェンス・リンダーマン、クリスチャン・ステーンストルップ、アレン・ヴィズッティ、ボー・ニルション、ハンス・ガンシュ、ギヨーム・クルミー、クラウス・シューヴァークのマスタークラスを修了した。

 

少女時代の経歴としては、オーストリアの地域レベルおよび全国レベルのコンクールで、トランペットソロ部門において最優秀賞を8回受賞し、2017年にはライオンズ音楽賞の最優秀賞に輝いている。

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