フィルハルモニア多摩第11回定期演奏会《稲城・多摩フィルハルモニア音楽祭》

演奏プログラム

フランシス・プーランク:フランス組曲
Francis Poulenc:Suite franaise d’aprs Claude Gervaise

グエン・チェン・ダオ:テン・ド・グ(打楽器協奏曲)
Nguyen Thien Dao:Concerto Ten Do Gu”

打楽器独奏:上野信一(マルチ・パーカッショニスト)
Percussion Solo : Shin-ichi Ueno

クロード・ドビュッシー:海〜3つの交響的スケッチ
Claude Debussy: La mer 3 Esquisses symphoniques

プロフィール

○今村 能:音楽監督・指揮
プロフィール
Chikara IMAMURA
Biography

○上野信一:打楽器独奏/マルチ・パーカッショニスト
国立音楽大学を首席卒業。国際コンクール受賞歴多数。仏・国立ストラスブール・フィルハーモニー打楽器奏者,国立トゥールーズ・キャピトル管弦楽団首席打楽器・ティンパニ奏者を歴任。パリ国際パーカッション・フォーラム(1980)、ロサンジェルス室内楽フェスティバル(1990)、国際打楽器芸術協会世界大会(PASIC　2007)、同欧州大会(2007)での招聘演奏、高橋悠治とのデュオ・リサイタル(2008)、安倍圭子との共演(2010)、クロアチア国際打楽器フェスティバル出演(2013)など、現代音楽の演奏家として国内外で積極的に活動、新作初演は50曲以上。後進の指導にも情熱をそそぎ、門下生に国内・国際コンクール入賞者多数。上野信一&フォニックス・レフレクションおよびアンサンブル・ムジカ・ヴィヴァンテ主宰。CDに「プサッファ・20世紀打楽器芸術集　vol.1」「花の世界　上野信一&高橋悠治　デュオ・リサイタル　ライブ」他がある。国立音楽大学・同附属高等学校非常勤講師。http://phonix.nows.jp

○N.T.DAO(グエン・チャン・ダオ):招聘作曲家
1940年ベトナム生まれ、フランス在住。63年よりパリ国立高等音楽院でメシアンに学び、首席卒業。オリヴィエ・メシアン賞(74)、アンドレ・カプレ賞 (84)等、受賞歴多数。彼の作品はラジオ・フランス、パリ・オペラ座、フランス・ナショナル・オーケストラ、ハノイ・ベトナム・オーケストラ等により初演されている。当初からベトナムや中国の詩に着想を得た、東洋と西洋の融合をイメージさせる作品が多い。現代音楽の技法に忠実に従いつつ、豊かな叙情性と情熱をはらむ力強い作風を特徴とする。今回オーケストラバージョンが初演される打楽器コンチェルト《テン・ド・グ》(80)は代表作の一つであるが、その他にも第二次世界大戦中のユダヤ人虐殺をテーマにしたオペラ 《イジェの子供たち》 (93)など、歴史的事実を題材にしたダイナミックな大曲も多い。近年、ハノイでの新作初演、ベトナム映画 《パオの物語》(08)の音楽など、ベトナムと西洋音楽との融合を意識した仕事が増えている。

○管弦楽:フィルハルモニア多摩　
多摩地域の皆様のご要望にお答えして、音楽を熱烈に愛する仲間たちにより2004年に結成されたプロフェッショナル・オーケストラ。ポーランド国立歌劇場指揮者:今村能音楽監督の下、地元に根ざし、質の高い音楽を多摩地域で提供する事を目指す。多摩地域の音楽大学卒業生と海外で活躍後帰国した優秀な音楽家達がメンバー。音楽が無いと人間は生きられない。音楽愛好家の方にも、「エッ、クラシック?」 という方にも、身近なところで音楽を楽しんで頂くためのプロ集団。アミューたちかわ、パルテノン多摩、稲城市立iプラザを本拠地とし、多摩地域各地に出没!2004年以来立川市地域文化振興財団との共催事業に出演。コンサートマスター:西田博(元バイエルン国立歌劇場・東京交響楽団)。今までに中村紘子、はいだしょうこ、牧野正人、黒田博、大岩千穂他と共演。