Naoki Tsurusaki, Vc. & Akiko Ebi, Pf.
会場 : 東京文化会館小ホール
Tokyo Bunka Kaikan Recital Hall
全席自由4000円
【出演】
津留崎直紀(チェロ) Naoki Tsurusaki, violoncello
海老彰子(ピアノ) Akiko Ebi, piano
演奏プログラム
E.グリーグ:チェロソナタ イ短調E.Grieg: Violoncello Sonata op.36
S.ラフマニノフ:チェロソナタ op.19
S.Rakhmaninov: Cello Sonata op.19
F.ショパン:チェロソナタ ト短調
F.Chopin: Sonate pour violoncelle et piano op.65
プロフィール
●津留崎直紀(チェロ) Naoki Tsurusaki, violoncello1953年生まれ。30年以上在籍したリヨン歌劇場を、ソロ、作曲活動に専念するために2011年秋に退団。同年東京で6回にわたりベートーヴェンから現代に至る、自作曲を含む、チェロ独奏曲と室内楽曲の連続演奏会を東京で行い数々の好評を博した。《ベートーヴェン晩年の解脱もしくは諦観が・・・といっても晦渋ではなく音楽的に・・・聴衆に染み入り響いて、深い感銘を与えた》(「ムジカノーヴァ」 壱岐邦雄)《自らの確信と思いを実現すべく、ひたすら音楽に没入していくという姿があった。 […] 安定感のある技巧を披露しつつ丹念に弾き進められ […] ベートーヴェンの初期、中期、後期の様式や味わいも感受した》(「音楽の友」 高山直也)
これまでにリヨン室内管弦楽団、北海道交響楽団等、小林道夫、植田克己、野平一郎、海老彰子、渡辺健二、大野和士各氏等と共演の他、白馬国際音楽祭、フランス、エクサンプロヴァンス音楽祭、ベルリオーズ音楽祭、ドイツ、ルール音楽祭などに出演。また、丹波明、グエン・チエン・ダオ、糀場富美子、野平一郎のチェロ独奏曲、室内楽等の国内初演を含む演奏で高い評価を得る。
バッハ「無伴奏チェロ組曲」全曲演奏会の実況録音をライヴ・ノーツからリリースし好評を得た。《聴きてはいつしか、理屈を超えた感動に誘われる。[…]そして、第5番の深淵から第6番の高揚へと向かう辺りが、またとりわけ忘れがたい。この様な幸せな形でこの尋常ならざるチェリストを知り得たことは大きな喜びだ。》(濱田滋郎 「レコード芸術」2005年5月号 準特選)
2013年秋にはリサイタルで武満徹、湯浅譲二、糀場富美子の作品の他に自作曲チェロとピアノのためのエフェメールを初演。14年1月には小林道夫の共演でバッハのガンバソナタのリサイタルを開いた。
三木敬之、故 レーヌ・フラショー、故 モーリス・ジャンドロン各氏等に師事。
●海老 彰子 Akiko Ebi, piano
芸大1年在学中、第41回日本音楽コンクール優勝。パリ国立高等音楽院最優秀卒、同研究科卒。ロンティボーでグランプリ、ショパン、リーズ各国際コンクール上位入賞同時に特別賞受賞。日本ゴールドディスク大賞2回、日本ショパン協会賞、93年仏政府から文芸シュバリエ勲章、98年パリ名誉市民メダル、02年エクソン・モービル音楽賞本章等を受ける。30年来、日本、欧州、米国、カナダ、中南米、ロシア、中国、中近東、エジプトなど世界各国で演奏家として活発に活躍中。NHK交響楽団をはじめ、日本の主要交響楽団はもちろんのこと、仏、英、ポーランド、アルゼンチン他、各国のオーケストラと共演。2008年秋マルタ・アルゲリッチ女史とのピアノ・デュオコンサートの模様は、2009年正月から現在に至るまで、欧州各国、イスラエル・ルーマニア等多くの国々で度々TV放映されている。各国でマスタークラスを開催、主要国際音楽コンクールの審査員依頼も多い。横浜市招待国際ピアノ音楽祭実行委員長、2012年第8回浜松国際ピアノコンクール審査員長。現在、日本大学芸術学部大学院ピアノ科教授。日本ショパン協会理事。元東京芸術大学客員教授。