田口千晴ピアノリサイタル　?仲間と共に?

演奏プログラム

【プログラム】
シューマン:幻想曲　ハ長調　op.17
R.Schumann : Fantasie C-Dur op.17
スクリャービン:左手のための前奏曲と夜想曲 op.9
A.Scriabin:Prelude et Nocturne op.9
スクリャービン:ソナタ 第5番 op.53
A.Scriabin:Sonata No.5 op.53
シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 op.44
R.Schumann :Klavierquintett Es-dur op.44

プロフィール

田口千晴　Chiharu Taguchi　

2010年、王子ホールでのリサイタルでは以下のように高評を得た。

『艶やかな…作品への鮮明な見通しの良さ…闊達な感性で描き、…ロマンティズムに満ちていた』(「音楽の友」高山直也)
『しなやかさと柔軟性を持った音で熟成感が漂う。…大変面白く聴かせ、…密集圧のコントロールと浮遊する場の落差が輝きを発する』(「ムジカノーヴァ」時幹男)
『ダイナミックな演奏によって彼女のたくましいピアニズムが十分に発揮され…作品の構造を的確に描き、…確かな手ごたえ』(「ショパン」野崎正俊)

　東京藝術大学附属音楽高校を経て、東京藝術大学音楽学部器楽科を卒業。同大学大学院修士課程修了。
第22回文化放送音楽賞受賞。イタリアにて第29回ヴィオッティ国際音楽コンクール金賞受賞。ニューヨーク・ジュリアード音楽院にてビヴァリッジ・ウェブスターに師事。その後ニューヨーク・カーネギーホールにてリサイタル開催。ニューヨークタイムズ紙で高い評価を得るほか、ニューヨーク、マサチューセッツ等各地でリサイタルを開催し好評を博す。
　これまでに田村宏、Mムンツ、ピュイグロジェ、Jシャンドールの各氏に師事。日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、新星日本交響楽団、札幌交響楽団等と各地で共演。
　最近では、カザルスホール(2001)、王子ホール(2007,2010)でのリサイタルのライブ録音のCD制作。横浜歴史博物館に於いて“ピアノの魅力”、“デュオとソロ”、“名曲コンサート”など開催。東京、横浜、札幌、函館、滝川の各地でジョイントリサイタル。ドイツ、ツヴィッカウにてシューマン生誕200年記念のコンサートに出演。
現在、上野学園大学・短期大学部で後進の指導にあたるほか、コンクールの審査員等を務める。