Anniversary 30 Quatuor Arthur-LeBlanc
演奏プログラム
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第11番 ヘ短調 作品95『セリオーソ』モラヴェッツ:弦楽四重奏曲 第5番(1991)『W.A.モーツァルトへの礼賛』
フランク:ピアノ五重奏曲 ヘ短調
プロフィール
●アルトゥール・レブランク弦楽四重奏団 Quatuor Arthur-Lablancアルトゥール・レブランク弦楽四重奏団はカナダ国で広く認められているアンサンブルである。
1988年カナダの偉大なヴァイオリニスト、アルトゥール・レブランクの名を継ぎ、カナダ文化協会、ラジオカナダ、モンクトン大学の協力を得て結成される。2005年からはケベック州ケベック市、ラヴァール大学のレジデントクワルテットとして在籍する傍ら、客員教授として大学の弦楽部と室内楽部を担当。芸術家として卓越、追究を続けて国内外で演奏、カナダの主要なコンサートホールや(カーネギーホール、東京文化会館、白寿ホール等で演奏)数多くのフェスティバル、オタワフェスティバル、オーフォードフェスティバル、フェスティバル・オブ・ザ・サウンド、ドメン・フォージェ、ラヴィニア(アメリカ )、サンタンデール(スペイン)等のフェスティバルに暖かく迎えられている。又著名な芸術家、チェリスト ヤノシュ・シュタルケル、堤剛、ピアニスト イェルク・デームス、ダン・タイ・ソン、アントン・クェルティ、マーク・アンドレ・アムラン、シュティファン・ラムレ、クラリネット奏者ジェームス・キャンベル、ショスタコーヴィチSQ、オーフォードSQ、コチアンSQ、と共演し、その他室内楽の研修会、マスタークラスに寄与する活動、室内楽の向上の為の業績により、現代音楽演奏の委託を受けたり、カナダ国内外の作曲家陣から依頼初演も非常に多い。カルテット結成以来、カナダ文化協会、CBCラジオ、ジュネスミュージカル等から絶大なる賛辞を受け、ジュネスミュージカル賞、セシルメナード・ポメロ賞、オプス賞を受賞。これまでにCD4枚、ラヴェルの弦楽四重奏曲のDVD、更に2013年にはショスタコーヴィチ弦楽四重奏全15曲6枚組が完成、同年結成25周年を迎え多くの記念のコンサートを行い益々飛躍の時を迎えている。
●小林響(ヴァイオリン), Hibiki kobayashi (violin)
小林響 プロフィール
2歳よりヴァイオリンを始める。14歳で単身イスラエルに留学、充実の5年を送り、ベルリン芸術大学を経て、トロント王立音楽院を首席で卒業、92年アルトゥール・レブランクSQに招かれて入団。
鈴木共子、豊田耕児、ハイム・タウブ、ローランド・フェニヴェシュ等に師事。ルーヴィン音楽コンクール一位、野口賞受賞、05年よりケベック州ケベック市、ラヴァール大学客員教授。留学当時より世界中の音楽フェスティバルに参加し著名な演奏家との共演多数。
85年16歳 師ハイム・タウブ(イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスター)との共演にてデビュー
87年メンデルスゾーン / ヴァイオリン協奏曲 (指揮ヨアフ・タルミ) イスラエル室内管弦楽団
89年サラサーテ/ツィゴイネルワイゼン(指揮 円光寺雅彦)東京フィルハーモニー交響楽団。青年の主張にて20歳の演奏
93年ダリウス・ミヨー / ヴァイオリン協奏曲2番カナダ初演、(指揮 アグネス・グロスマン) シンフォニーノヴァスコシヤ
94年ベートーヴェン / ヴァイオリン協奏曲 (指揮 福田一雄) コスモポリタンオーケストラ
モーツァルト / ヴァイオリン協奏曲4番 (指揮 山岸宜公) フィリア室内管弦楽団
98年メンデルスゾーン / ヴァイオリン協奏曲 (指揮 マレク・ヤノフスキ) フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団
01年シベリウス / ヴァイオリン協奏曲 (指揮 レイフ・セーゲルスタム) ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団
02年モーツァルト / ヴァイオリン協奏曲5番 チェコ・フィルハーモニー室内管弦楽団
09年ヘルムート・シュミーディンガー / ハイドンに関するメタモルフォーゼ初演(サントリーホール)山梨公演に於いては、
モーツァルト / ヴァイオリン協奏曲5番と共に一夜で2曲を演奏 (指揮アダム・フィッシャー) ハイドン・フィルハーモニー
この他小林 響はソロリサイタルも非常に多くカナダでのベートーヴェン全曲リサイタルや(CBCにて放送される)、14年日本でのブラームス全曲リサイタルは、その真摯な眼差しの演奏が聴衆や専門家の心に深く訴えかけて更なる進化に繋がっている。
●植田克己
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