アウトリーチの収穫祭 えずこキャラバン GALA CONCERT
会場:えずこホール(仙南芸術文化センター)
主催:えずこ芸術のまち創造実行委員会 / えずこホール(仙南芸術文化センター) / 仙南地域広域行政事務組合教育委員会 / みやぎ県民文化創造の祭典実行委員会 / 宮城県 お問合わせ:えずこホール Tel.0224-52-3004
演奏プログラム
<第一部>エルガー:愛の挨拶
ラフマニノフ:前奏曲 作品3-2「鐘」(ピアノソロ)
オッフェンバック:オペラ「ホフマン物語」より 人形オランピアのアリア
ドビュッシー:月の光(ピアノソロ)
リスト:愛の夢第3番(ピアノソロ)
モリコーネ(真島俊夫編曲):「モリコーネ パラダイス」ほか
<第二部>
バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番より「アダージョ」(ヴァイオリンソロ)
ラフマニノフ:ロマンス、ワルツ(6手連弾)
マティシア:デヴィルズラグ
成田為三:浜辺の歌 〜 マンシーニ:ムーンリヴァー 〜 服部良一:蘇州夜曲(メドレー)
レノン:イマジン
アメイジング・グレイス
村井邦彦:翼をください ほか
※演奏予定曲目
プロフィール
大森 智子[ソプラノ] Tomoko Omorihttp://blog.goo.ne.jp/doli-lido
神谷 未穂[ヴァイオリン] Miho Kamiya
http://yaplog.jp/miho1017/
田中 靖人[サクスフォン] Yasuto Tanaka
国立音楽大学在学中に、第4回日本管打楽器コンクールサクソフォーン部門で第1位を獲得し、鮮やかなデビューを飾る。その音楽性は「内的な詩を持つ大器」と絶賛され、サクソフォーンの父ともいえる名演奏家マルセル・ミュールをも唸らせた。
国立音大を矢田部賞を受賞して卒業後は、高度なテクニックと個性的かつヒューマンな音楽性をソリストとして遺憾なく発揮。数々のリサイタルを聴衆の圧倒的な支持を得て成功させている。
91 年には「管楽器ソロ名曲集・サクソフォーン」でCDデビュー。以降、95年10月にはオール・ドビュッシープログラムによる「ラプソディー」、97年3月には「サクソフォビア」をEMIから、03年「ガーシュイン カクテル」を佼成出版社よりリリース。03年和歌山県より「きのくに芸術新人賞」を受賞。一方、室内楽の分野ではサクソフォーン四重奏団、トルヴェール・クヮルテットで活躍。92年の東京国際音楽コンクールで第2位を獲得した同団体はサントリーホールでのリサイタルを大成功させる。 そのクラシックの思考にとらわれない姿勢は、各界から注目を集め、高い評価を得ている。サクソフォーンを、故 大室勇一氏に師事。
現在、東京佼成ウィンドオーケストラコンサートマスター。昭和音楽大学および同短期大学非常勤講師。
白石 光隆[ピアノ] Mitsutaka Shiraishi, piano
東京藝術大学附属高等学校を経て、東京藝術大学、同大学院を修了。1989年ジュリアード音楽院へ進む。1990年ジーナ・バッカウアー国際奨学金コンクール入賞。1991年学内におけるコンチェルト・コンペティションで優勝し、リンカーンセンターでジュリアード・オーケストラと協演。1992年帰国。
1994年第63回日本音楽コンクール声楽部門において、優れた日本歌曲の演奏に贈られる木下賞(共演)受賞。ソロ、室内楽、協奏曲等、音楽性の高さには定評があり、内外の共演者の信頼も厚い。特筆すべきはその生き生きとした、圧倒的なリズム感と構築性、そして独自の宇宙を感じさせる微細なまでに磨かれた美しい音である。またレパートリーが広く、邦人、現代作品など分野を問わず才能が如何なく発揮されている。NHK-BS、NHK-FM放送などにも多数出演。財団法人地域創造公共ホール音楽活性化事業の活動では全国を巡り、子どもたちへの教育プログラムにも積極的に取り組む他、後進の指導やさまざまなコンクールの審査員も務める。1年間の活動の集大成として、毎年東京で開催するソロリサイタルは24回を数えた。意欲的なプログラムとさわやかなステージも魅力な、数少ない実力派である。
CDは『レグルス回路』、『109』、『大指揮者のピアノ曲』、『作曲家ムラヴィンスキー』、『ベートーヴェン ピアノソナタ集Vol.1&2』、『成田為三ピアノ曲全集』(文化庁芸術祭レコード部門優秀賞・2007)、いずれも好評で、『ピアノによるルロイ・アンダーソン』は、遺族より賞賛を受けている。
ピアノを金澤桂子、高良芳枝、故伊達純、小林仁、マーティン・キャニンの各氏に、室内楽をフェリックス・ガリミア、伴奏法をジョナサン・フェルドマンの各氏に師事。現在、東京藝術大学、お茶の水女子大学非常勤講師。
田村 緑[ピアノ] Midori Tamura
東京都出身。桐朋女子高校音楽科を卒業後、英国財団の奨学金を受け渡英。ギルドホール音楽院ピアノ科首席卒業、シティ大学院音楽部演奏学科 修士課程修了後、パフォーマンスフェローとして音楽院に勤務。インターカレッジ・ベートーヴェン・ピアノコンクール第1位など、数々の賞を受賞、BBCテレビ・ラジオ出演、ヨーロッパや中近東への演奏活動を行う。
帰国後、その躍動感に満ち、情感あふれる演奏スタイルと、在英経験を活かした独創的プログラムが注目され、全国各地でコンサート及びアウト リーチ活動を行う。’07年、日本音楽財団助成事業ではトリトン・アーツ・ネット ワーク(第一生命ホール)と組んで画期的モデルを実践。'09年度〜’10年度、(財)地域創造・公共ホール音楽活性化事業・応用プログラムでは、福岡県直方市のユメニティのおがたと組み、ピアノ・コンサートに繋げる連続ワークショップ・連続アウトリーチの企画開発・演奏をする等、音楽を楽しめる体験とするために、様々な手法を生み出すピアニストとして貴重な存在である。NHK-BS「ぴあのピア」出演。(財)地域創造「公共ホール音楽活性化支援事業」アーティスト。最新CD「田村緑 魅惑のピアノ名曲集」
中川 賢一[ピアノ・指揮] Ken'ichi Nakagawa
桐朋学園大学音楽学部ピアノ専攻卒業。同時に指揮も学ぶ。卒業後渡欧し、ベルギーのアントワープ音楽院ピアノ科最高課程、特別課程をそれぞれ優秀、首席の成績をおさめ修了。在学中にフォルテピアノ、チェンバロも習得。97年オランダのガウデアムス国際現代音楽コンクール第3位。ベルギー、パリ、イギリス、オランダ、カナダ、ベネズエラ、メキシコ、韓国、など各地の音楽祭に出演するほか、ドイツ、フランス、スイス、スペイン、ポルトガル、ハンガリー、オランダ、アメリカ、中国、ニューカレドニアなど世界各地で演奏を行う。日本ではサントリーサマーフェスティヴァル、東京の夏音楽祭、武生国際音楽祭に数多く参加。武生国際音楽祭では、クラングフォルムウィーン、ムジークファブリーク、アンサンブルルシェルシュ、アルテルエゴなどを指揮、アルディティカルテットと共演。
98年帰国後は、ソロ、室内楽奏者、指揮者として活動。新作初演も多い。数々の音楽祭、「名曲リサイタル」「現代の音楽」などNHK-FM多数出演ほか、様々なオーケストラと協演を行う。現代音楽アンサンブル「アンサンブル・ノマド」のピアニスト、指揮者として活動するほか、ダンスや他分野とのコラボレーションも多い。 夏木マリの「印象派」シリーズに連続出演、音楽監督も行う。故・頼近美津子、伊藤ひろ子、平野文等の朗読と音楽のコラボレーション、2003年「Just Composed in Yokohama 2003」(横浜)、2004年「超難解音楽祭」(仙台)音楽監督・プロデュースなどの活動を行う。オリヴィエ・メシアン「幼子イエスに注ぐ20の眼差し」(2時間)全曲演奏を05、06、08、09、10年に、09年に3時間半の大作「鳥のカタログ」(3時間半)、全曲演奏またジョン・ケージ「ソナタとインターリュード」(1時間)等現代の大曲の演奏を行う。
指揮者としては、東京室内歌劇場においてフィリップ・グラス作曲「流刑地」、パウル・ヒンデミット作曲「往きと帰り」マイケル・ナイマン作曲「妻を帽子と間違えた男」などの現代オペラを指揮。また芥川也寸志作曲、オペラ「ヒロシマのオルフェ」では広島交響楽団と共演。最近ではタップダンサーの熊谷和徳との共演で東京フィルハーモニー交響楽団を指揮。東京フィルハーモニー交響楽団では「ドクトル中川」の名前で、様々な曲のアナリーゼをライヴ、ウェブ上ともに展開する他、札幌交響楽団、水戸室内管弦楽団、NHKテレビ「名曲探偵アマデウス」、朝日カルチャーセンターでも様々な対象へアナリ ーゼを行っている。
02年から(財)地域創造の登録アーティストとして国内各地の公共ホールでピアノ仕組みを知る、子供のための体験型ワークショップや、ピアノの歴史についての映像、音声を交えたお話、ピアノの演奏と他分野のコラボレーションなどの、ユニークなワークショップおよびコンサートを行う。「神楽オペラ」(大分県豊後大野市) 「アワビ伝説」(宮城県七ヶ浜町)、「愛の歌」(沖縄県名護市)ほか地元参加型の舞台作品制作などに指揮者、編曲者として携わる。お茶の水女子大学、桐朋学園大学非常勤講師。2001年度宮城県芸術選奨新人賞受賞。