演奏プログラム
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV 988 全曲プロフィール
●津留崎晴代(ヴァイオリン) Haruyo Tsurusaki,Violin東京藝術大学卒業後、パリに留学。1978年フランス国立リヨン管弦楽団入団。リヨン管弦楽団の室内楽コンサートに定期的に出演。武満徹、野平一郎など日本の作曲家の室内楽作品を演奏するコンサートを始め、弦楽四重奏、五重奏、ピアノ五重奏など様々な室内楽曲を演奏する。2018年にオーケストラを定年退職。2015年に立ち上げた、地元のシャポノ市で室内楽シリーズを企画、運営し、自身もリヨン管弦楽団の仲間と弦楽四重奏を中心とした演奏会を行っている。
今年5月にはプーランク作曲の「小象ババール物語」(ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、サクソフォンの編成)を小学校一年生の語りで学校主催のコンサートも企画し、大好評を得た。
五十君守康、岩崎洋三、ジョゼフ・カルヴェ、ジェラール・プーレの各氏に師事。
●上野なち子 (ヴィオラ) Nachiko Ueno,Viola
ドイツ在住。ドイツ内各地のオーケストラでヴァイオリン奏者を務めた後、ボルケン市で、指導に当たった。退職後、本当に弾きたい音楽を求め、ドイツ、オランダで、室内楽のコンサートを企画し、活動している。
日本では、尾島綾子氏、岩崎洋三氏に師事。
津留崎夫妻とは、東京芸術大学時代からの、音楽仲間であり、カルテット、トリオ、などで、ドイツ、フランス、日本で公演を行なっている。
●津留崎 直紀(チェロ) Naoki Tsurusaki, violoncello
今年70歳。2011年にリヨン国立歌劇場を希望退職してからはや12年。干支が一回りした。F.クイケン氏に作製依頼した5弦チェロと今年パリのC.ライダー氏が制作した後期バロック弓を使用して楽しいバロック人生が始まった。何がなんでもバロックという人、流行りだからバロックをやるという人、自分はそのどちらでも無いがやはりバッハを弾く時はバロック弓と、できればバロック調整の楽器がいいと思う。平均律とベートーヴェンのピアノソナタを余暇にできるだけ速く(ということはすごくゆっくり)弾くのが楽しみ。作曲はぼちぼち。S.リーの「40の旋律的練習曲」の監修と伴奏第2チェロの作編曲がこの8月に全音楽譜出版から上梓される。河野文昭氏の共演で作成したビデオがYouTubeに近日公開される。来年3月23日(土)にオペラシティーでバッハ無伴奏全曲リサイタルを予定。チェロを三木敬之、レーヌ・フラショー、モーリス・ジャンドロン各氏に師事。