マーク・バウマン [オルガン]
Recorded : 2010年9月8~10日 Eglise Saint-Adelphe de Preuschdorf(France)
フランスの教会で録音された、トロンボーンとオルガンの聖なる響き!
『聖なる楽器』として貴ばれ、かつては教会に入る事が許された唯一の楽器、トロンボーン。ヨーロッパの教会では至る所にこの楽器を吹く天使の姿が描かれている。ノートルダム大聖堂専属オルガニスト、マーク・バウマンとの共演で、最古のトロンボーンの曲「La Hieronyma(ラ・イエロニマ)」までトロンボーンの歴史をさかのぼります。フランスの荘厳な教会で録音された聖なる響きをお楽しみ下さい。
演奏プログラム
1. G.フレスコバルディ:カンツォーナGirolamo FRESCOBALDI : Canzon 04:09
2. J.S.バッハ:G線上のアリア
Johann Sebastien BACH : Aria de la suite en R 04:55
3. G.チェザーレ:イエロニマ
Giovani Martino CESARE : La Hieronyma 02:49
4. C.フランク:天使のパン
Csar FRANCK : Panis angelicus 03:51
5. H.ベルリオーズ:葬送と勝利の大交響曲
Hector BERLIOZ : Grande symphony funbre et triumphal op.15 06:51
6. F.シューベルト:アヴェマリア
Franz SCHUBERT : Ave Maria 04:26
7. G.カッチーニ:アヴェマリア
Giulio CACCINI : Ave Maria 03:40
8. C.サン=サーンス:白鳥(「動物の謝肉祭」より)
Camille SAINT-SANS : Le Cygne (Extrait du Carnaval des animaux) 03:04
9. J.バッハ:目覚めよと呼ぶ声あり
Johann Sebastien BACH : Wachet auf, ruft uns die Stimme 04:28
10. G.F.ヘンデル:オンブラマイフ
Georg Friedrich HNDEL : Ombra mai fu 03:06
11. A.ギルマン:交響的小品
Alexandre GUILMANT : Morceau symphonique op. 88 07:19
プロフィール
小野 隆洋 TAKAHIRO ONO / Trombone1977年静岡県富士市の生まれ。3歳でピアノを、16歳でトロンボーンを始める。東京音楽大学を特待生で卒業。同大学研究科を経て文化庁派遣芸術家在外研修員としてフランスに渡る。フランス国立パリ地方高等音楽院(CNR) 、国立ブローニュ地方音楽院(CNR)卒業。2002年レオポルト・ベラン音楽コンクール(パリ)第1位。これまでにPMF環太平洋音楽祭、アジアユースオーケストラに招聘されて参加、また、シドニーオリンピック芸術祭、国体ファンファーレ、国民文化祭、志賀高原音楽祭、北甲斐音楽祭、八ヶ岳音楽祭、松山トロンボーンフェスタ、飛弾トロンボーンフェスタなどでゲスト演奏家・講師を務めるなど、国内はもとよりイギリス、ドイツ、スイス、フランス、香港、ベトナム、韓国、フィリピン、オーストラリア各国での演奏を通して高い評価を受ける。各地でソロリサイタルを行う他、B.スローカー、J.モージェ、A.アンリなどの世界的な著名音楽家と共演。2006年にコジモ・コラーツォ(イタリア・トレント音楽院学長)から「ラ・レンタ・ディシェーザ」が献呈されて初演。2008年には日本トロンボーン協会主催の第10回トロンボーンアカデミー&フェスティバル開催記念メモリアルピース、平野達也作曲「ラプソディア・コンチェルタンテ」を披露演奏、日仏交流150周年記念でパリにてトロンボーン・ソロリサイタルを行う。ニース国際音楽アカデミー助教授を歴任して現在、山口芸術短期大学講師、NPO法人日仏楽友協会(AFJAM)専務理事、日本トロンボーン協会常任理事。