松浦　健　ピアノリサイタル?都響メンバーを迎えて?

演奏プログラム

バッハ=ブゾーニ:シャコンヌ
J. S. Bach = F. Busoni : Chaconne d-moll BWV1004
ワーグナー=リスト:イゾルデの愛の死
R. Wagner = F. Liszt : Isoldes Liebestod
バルトーク:ピアノソナタ BB88
B. Barto'k : Klaviersonate BB88
シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44
R. Schumann : Quintett fuer Klavier und Streichquartett Es-dur Op.44

プロフィール

松浦 健(ピアノ)Ken Matsuura, pf
幼少より才能教育研究会でピアノを学ぶ。東京藝術大学、同大学院修了。1993年よりハンガリー国立リスト音楽院にて研鑽を積む。ハンガリー政府給費留学生。1996年、スロヴァキア・ブラティスラヴァ国際ピアノコンクールにて「20世紀音楽最優秀演奏賞」受賞。ブダペストを中心に演奏活動。2002年3月帰国。同年9月、東京文化会館小ホールにてデビューリサイタル。以降、定期的に行っているリサイタル活動では、「繊細な息遣いとデリケートな打鍵から生まれる弱音の美しさ」「作品独自の特徴と面白さがあふれ出ており、本質を見事に表現する」(ショパン誌)、「格調高い音楽性」(ムジカノーヴァ誌)「スケールの大きな白熱の演奏」(音楽の友誌)など各方面から好評を得ている。各地でソロ、及び伴奏での演奏活動を行いながらピアノ誌などにも執筆、またテレビ朝日「題名のない音楽会」に出演するなど、活動の場を広げている。これまでピアノをF.ラドシュ、S.ファルヴァイ、P.ナジュ、A.ケメネシュ、坪田昭三、渡辺健二の各氏に、室内楽をS.デヴィチ氏に師事するほか、L.ベルマン、V.メルジャノフ、D.バシキロフのマスタークラスでも研鑽を積む。2002年4月より、洗足学園音楽大学講師。

海和伸子(第1ヴァイオリン)Nobuko Kaiwa, 1st vn
東京藝大附属高を経て、同大学器楽科卒業。東京文化会館新進音楽家デビューコンサート出演。東京都交響楽団入団の後、東京シンフォニエッタのメンバーとなり現代音楽の活動を始める。糀場富美子:無伴奏ヴァイオリンのための「ルブリョフの扉」を初演。フランス、エジプト、オランダ等、各地の音楽祭に出演。これまでに、足立佳代子、田中千香士、澤和樹、清水高師の各師に師事。現在都響団員。東京シンフォニエッタ、室内合奏団クレメンティアメンバー。

小林久美(第2ヴァイオリン)Kumi Kobayashi, 2nd vn
東京藝大卒業。これまで、田中千香士、大谷康子、景山誠治の各氏に師事。第37回全日本学生音楽コンクール東日本大会にて、奨励賞を受賞。京都フランス音楽アカデミー、霧島国際音楽祭、スイス・シオンミュージックフェスティバル等に参加。現在、都響2Vn副首席奏者。

林 康夫(ヴィオラ)Yasuo Hayashi, va
福岡市出身。6歳よりヴァイオリンを始める。全日本学生音楽コンクール西部地区高校の部第2位。ヴィオラに転向後、東京藝大器楽科卒業、同大学院修了。1992年都響に入団。これまでにヴァイオリンを太期晴子、岸辺百百雄、原田幸一郎、ヴィオラを菅沼準二、玉置勝彦の各氏に師事。現在は、オーケストラだけでなく、室内楽やアマチュアオーケストラトレーナーなど活動の場をひろげている。

松岡陽平(チェロ)Youhei Matsuoka, vc
東京藝大附属高卒業、桐朋学園音楽科ディプロマコースに学ぶ。室内合奏団「東京ゾリステン」で6年間首席奏者、その後、シャンソンやタンゴのバックバンドで演奏するほか、また現代音楽の演奏家としても活躍する。91年より都響に入団し、現在副首席奏者を務める傍ら、各地でソロや室内楽のコンサートにも出演している。また近年は横浜において、自主企画のリサイタルやピアノトリオのコンサートを数多く開いてきた。