10月1日の夜、渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール。開場と同時にロビーへ流れ込んだお客さまで、ホールはあっという間に熱気に包まれました。
ウィーンを拠点に世界で活躍する「ヤノシュカ・アンサンブル」の日本ツアー、東京公演。一般発売から2週間足らずでチケットが完売した一夜です。ご来場くださった皆さま、そして最高のステージを届けてくれたメンバーの4人に、心より御礼申し上げます。
今日は、リハーサルから終演後のサイン会まで、メンバー・来場者・私たちスタッフの言葉とともに、この日を振り返ります。
公演概要
| 公演名 | ヤノシュカアンサンブル 狂乱の『四季』 The Four Seasons in Janoska Style |
|---|---|
| 日時 | 2026年10月1日(木)19:00開演 |
| 会場 | 渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール(東京都渋谷区) |
| 出演 | ヤノシュカ・アンサンブル オンドレイ・ヤノシュカ(ヴァイオリン) ローマン・ヤノシュカ(ヴァイオリン) フランティシェク・ヤノシュカ(ピアノ) ユリウス・ダルヴァス(コントラバス) |
| プログラム | ヴィヴァルディ「四季」全曲(ヤノシュカ・アンサンブル編) |
| 主催 | 株式会社プロアルテムジケ |
今回は4度目のジャパン・ツアー。9月27日の福島公演、10月3日の京都公演とあわせて、3都市をめぐりました。
4人の音楽一家と、「ヤノシュカ・スタイル」
ヤノシュカ・アンサンブルは、スロバキア・ブラチスラヴァ出身の3兄弟(オンドレイ、ローマン、フランティシェク)に、義兄弟のユリウスが加わった4人組です。6世代以上にわたって音楽家を輩出してきた音楽一家に育ち、ウィーン・フィルやウィーン国立歌劇場管弦楽団で活躍したメンバーもいます。現在はクラシック界の名門レーベル、ドイツ・グラモフォンの専属アーティストです。
彼らの代名詞が「ヤノシュカ・スタイル」。クラシックの名曲を土台に、ジャズの即興やルーツであるロマ音楽の熱を溶け込ませ、その場でしか生まれない音楽に仕立てます。アンサンブルのリーダーで、編曲の多くを手がけるピアノのフランティシェクは、その原点をこう語ってくれました。
「以前は、クラシック音楽において即興演奏はごく普通のことでした。バッハ、ベートーヴェン、リスト、パガニーニ。これらの巨匠たちは、偉大な作曲家であり、即興演奏家でもありました」
「クラシック音楽では、この要素が失われてしまいました。私たちは『ヤノシュカ・スタイル』を通じて、それを再び取り戻したいと考えています」
フランティシェク・ヤノシュカ(アンサンブルリーダー・ピアノ)コントラバスのユリウスも、今回のツアーへの意気込みを話してくれました。
「私たちは独自のスタイル、すなわち『ヤノシュカ・スタイル』を披露したいと考えています。それはとてもユニークで、素晴らしいアレンジと卓越した演奏技術、そしてもちろん即興演奏を特徴とする、まさに唯一無二のスタイルです。今回は、ヴィヴァルディの『四季』を『ヤノシュカ・スタイル』でお届けします」
ユリウス・ダルヴァス(コントラバス)私たちが、この4人を日本に招いた理由
ヤノシュカ・アンサンブルのどこに惹かれたのか。公演を担当した私たちスタッフにも聞きました。
「クラシックの曲を、完全なジャズや民族音楽、世界各国のいろんな音楽で完全にアレンジして。プラス、このアンサンブル全員の超絶技巧で、圧倒的な音楽を作り上げるというところに、一番の魅力があると思います」
株式会社プロアルテムジケ 企画営業部 主任 村山智美
「ヤノシュカの宣材動画を最初に受け取った時に、衝撃を受けて。これは確実に即完売するだろうなという直感が働いたというか、それぐらい圧倒されたというか。なんだこの、今までなかったようなスタイル、かっこよさ。単純にちょっと痺れてしまって」
株式会社プロアルテムジケ 代表取締役 川﨑俊介開場。ロビーに広がる期待
開演前のロビーでは、何人かのお客さまにお話をうかがいました。誰もが知っている「四季」が、どんな姿で聴こえてくるのか。期待の声が多く聞かれました。
「ヴィヴァルディの四季を、今日どのように奏でられるのかなというのに非常に興味があって、本日伺いました」
「曲は全部知っていて、何度も聴いたことがあるんですけど、それをどういうふうに今風にしてくれるのか。それを楽しみにしたいと思います」
開演前の来場者「四季」が、熱狂のセッションに変わる
この日のプログラムは、ヴィヴァルディの「四季」全曲。ドイツ・グラモフォンから発表されたアルバム『The Four Seasons in Janoska Style』を、日本で初めて披露するステージです。
「春」「夏」「秋」「冬」。よく知られた旋律が聴こえたかと思うと、ジャズの即興が入り込み、テンポが一気に上がっていきます。2本のヴァイオリンが目配せを交わしながら掛け合い、ピアノとコントラバスがリズムを刻む。楽章の途中でも客席から拍手がわき起こり、ホールの温度がどんどん上がっていくのが分かりました。
アンコール「さくら さくら」
アンコールには、日本の伝統的な曲「さくら さくら」が用意されていました。演奏が始まると、客席にスマートフォンのライトが次々と灯り、ホール全体がやわらかな光に包まれました。
インタビューのなかで、フランティシェクはお客さまと音楽を分かち合う時間への想いを話していました。
「観客の皆さんが私たちと一緒に歌ってくれる瞬間が、私は特に大好きです。それは私たちのコンサートにおいて非常に重要な部分であり、誰もが知っている曲を通して、観客の皆さんと一緒に音楽を奏でる瞬間なのです」
「アンコールには、日本の伝統的な曲を盛り込むことがあります。それは私にとって、そしておそらく観客の皆さんにとっても、とても感動的な瞬間です」
フランティシェク・ヤノシュカ(アンサンブルリーダー・ピアノ)
来場者の声
終演後のロビーでも、たくさんのお客さまが感想を聞かせてくださいました。
「ヴィヴァルディの『四季』って、今まで何回も聴いたことあったんですけど、本当に初めて上書きされたというか。本当に引き込まれた時間でした」
終演後の来場者「今まで体験したことのないようなコンサートだったので、新しい音楽の楽しみ方もあるんだなということに気付かせてもらいました」
終演後の来場者「クラシックの曲を新しい解釈で、『ヤノシュカ・スタイル』で引き込まれる感じが良かったです」
終演後の来場者「知っている曲なのにいろいろとアレンジされていたり、その中に別の曲も入っていたり、ジャズだったり。いろんな楽しみ方ができるんだなと思いながら聴いていました。本当に感動しました」
終演後の来場者終演後のサイン会、そして日本への想い
舞台の興奮が冷めやらぬまま、終演後にはサイン会が開かれました。一人ひとりと笑顔で言葉を交わす姿からは、彼らが日本のファンとの時間をどれほど大切にしているかが伝わってきます。
「これまで何度も日本を訪れていますが、いつも日本に来るのを楽しみにしています。日本にはたくさんのファンがいて、日本でのコンサートはいつも本当に特別な雰囲気です」
「私たちは皆さんにエネルギーを与え、日本の皆さんはそのエネルギーを私たちに返してくれる。そしてそれが、私たちにとって最も重要なことなのです」
ローマン・ヤノシュカ(ヴァイオリン)「日本に来ると、いつも少しだけ『故郷』に戻ってきたような気分になります。日本の人々はとても温かく迎えてくれますし、観客やファンも日本各地から集まってきてくれるからです」
ユリウス・ダルヴァス(コントラバス)本物のアーティストを、世界から
終演後、私たちスタッフもこの日を振り返りました。
「すごいの一言ですよね。もうそれしか出てこない。超絶技巧で、もう曲の途中でもお客様が拍手しちゃうような。それぐらいの熱狂で、本当に嬉しいです」
株式会社プロアルテムジケ 企画営業部 主任 村山智美
「やっぱり本物のアーティストっていうのは、どの国のアーティストだろうが、国境を越えてすぐに人々の心に届く。それを証明したのが、今回の公演なんじゃないかなと思います」
「僕たちが常に心がけるべきは、どれだけ本物のアーティストを、世界のどこからでも連れてくるのか。その努力こそが、僕たちの最大の価値なんじゃないかなと、改めて痛感しました」
株式会社プロアルテムジケ 代表取締役 川﨑俊介映像でご覧ください
リハーサルから本番、終演後のサイン会までの一日を、ドキュメンタリー映像にまとめました。メンバーのインタビューや演奏の様子もぜひご覧ください。
ホール・主催者のみなさまへ
プロアルテムジケでは、ヤノシュカ・アンサンブルをはじめとする海外アーティストの招聘公演を企画・制作しています。誰もが知っている名曲を、驚きと熱狂のステージに変える彼らの公演に、ご関心をお持ちのホール・主催者のみなさま、どうぞお気軽にご相談ください。
アーティストの詳しいプロフィールは、ヤノシュカ・アンサンブルの紹介ページでご覧いただけます。
株式会社プロアルテムジケ
TEL:03-3943-6677(平日 10:00〜18:00)
E-mail:info@proarte.jp
最後になりましたが、ご来場くださった皆さま、会場の渋谷区文化総合センター大和田の皆さま、そして日本での再会を心から楽しんでくれたヤノシュカ・アンサンブルの4人に、心より御礼申し上げます。