ヨルゲン・ファン・ライエンとアルマ弦楽四重奏団の来日まで残りわずか!
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?楽しみにしていますか?
私はとても楽しみです!何故ならヤコブTVの『シラキュース・ブルース』と新曲の『ALARM』が演奏されるからです!
彼の世界観とメッセージ性の高い音楽が私は大好きです。
という訳で!今回のブログではヤコブTVとそのの作風についてご紹介いたします!
ヤコブTV、もとい「ヤコブ・テル・ヴェルデュイ(Jacob ter Veldhuis)」
1951年11月14日オランダのウェスターレー生まれ。ウィレム・フレデリック・ボンに作曲を学び、プリンス・クラウス音楽学校でルクター・ポンスにエレクトロニック音楽を学びました。
彼の作品はロイアル・コンセルトヘボウ、東京シティーフィルハーモニック管弦楽団、ロッテルダムフィルハーモニー管弦楽団などで演奏され、ブランフォード・マルセリス、ジェイムズ・ゴールウェイ、エヴリン・グレニー、ロナルド・ブラウティガム、ヨルゲン・ファン・ライエンといったソリストにも委嘱を受けています。
"ポップ・アート・ミュージック”
それでは、彼の作品を見ていきましょう。
クラシック・アーティストから多くの委嘱を受けるヤコブTVですが、その作風は一言でいうと現代芸術でいう“ポップアート”です。
彼はアメリカのマス・メディアやポップカルチャーからのインスピレーションを得る事が多く、アメリカのテレビ、映画、音楽の騒音を多く取り組んでいます。
PIMPIN' by JacobTV
この動画の雰囲気や音楽のスタイルは、映画『TAXI DRIVER』を彷彿とさせます。
インスピレーション元をストレートに使うことで、現実を鋭く風刺しているのが、ヤコブTV最大の魅力の一つです。
A sound from Heaven! - from the oratorio PARADISO by JacobTV
ミュージックビデオの中心で力強く叫ぶスーツの男は、90年代アメリカのテレビでよく流れていた教会の説教者に似ています。
音楽に関しては彼のDJセンスが発揮されています。ループで音声入れ込むことで生の歌唱とは異なる壮大さと機械的な薄気味悪さが共存しています。
私は彼の音楽を聴いて彼を「アメスピ王」(アメリカのインスピレーション)と勝手に名付けさせていただきました。
アメスピ王作曲の『ALARM』と『シラキュース・ブルース』が「ヨルゲン・ファン・ライエン&アルマ弦楽四重奏団 Japan Tour2025」で演奏されます!
新作『ALARM』にはどんな“アメスピ”が込められているか、お見逃しなく!